こんな時間に煌めくカードは1つしかない


雑談はいいから、聞いてくれよ。
この前三井住友VISAカードと白い粉を入れた袋を忍ばせた財布を持って深夜3時に買い出しに行ってたわけ。
もちろん白い粉は亡くなった彼女のお骨を粉にしたもんなんだけど。
んでちょんまげヘアーと無精髭で買い出しに出てたから怪しまれたらしく、警官に声かけられてさ。職質だよね。
「おいお前、何してる!?」とか二人の警官に言われて、「いや、買い出しに…」と答えたら警官に「財布から身分証出せ!」と横暴に言われたので財布から出したわけ。
したら、何かの拍子で白い粉の袋が地面に落ちてマヂがん見。警官二人が俺のことマヂがん見。
「これはなんだ?!」と言われたので「いや、亡くなった彼女のお骨を粉にして形見として…」
言わずもがな、二人の警官は血眼になり「ふっざけるな貴様ァァ!」とか言い出して胸ぐら捕まれてさ、痛かったよ、そりゃもうアザになるくらいに。
んで、その捕まれた拍子で財布から三井住友VISAカードがスルっと落ちてさ。 カードが汚れちゃうから直ぐに拾ったわけ。
そしたら警官二人が顔面蒼白になり、一人は白目向いて口から泡なんか吹き出してさ。
そしたら「……そ、それは…三井住友…VISA…カード…!?」
「…うそだ、うそだうそだうそだうそだァァ!」
とか言い出してさ、一人精神崩壊起こしちゃってさ、地面に這いつくばってさ。「こんな時間に煌めくカードは1つしかない…本物だ…ステータスを象徴する三井住友VISAカード!」
もう一人も汚い地面に頭を押し付けて土下座なんか始めちゃってさ。
「本当に申し訳ありませんでした!!三井住友VISAカードをお持ちの貴方様のような高貴な方に職務質問など…!」って謝られたから、
「いやいいんですよ、僕もこんな時間に買い出しなんて…ちょっと無頓着だったかな?頭上げてください」って言ってもそりゃもう何回も謝ってくるわけ。
頭を地面に何回も叩きつけて頭が血だらけになりながらも土下座されてさ。
そしたら無線で警察署長やら警視総監なんかを呼び始めてさ…
そいつらも汚い地面に頭をこすりながら必死に土下座。
帰りはボディーガード付のロールスロイスに乗せられて中で高級菓子出されたから食べて帰ったよ。
ほんとにどえらいカードだよ、三井住友VISAカード。


─ あなたの財布にも、伝説を。



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