復活


そんなことよりさ、この前、一回死にかけたんだよね。
車運転してたら、対向車線からはみ出してきたトラックに、もろに突っ込まれて。
その瞬間のことは、あまり覚えてないんだけど、ぼんやり意識が戻ったら、
大学病院の救命救急センターみたいなところに担ぎこまれてて、ストレッチャーに寝かされてた。
で、聞こえるんだよね。うっすらと。当直の若い医者とか、看護士の会話。
「こりゃぁ、もうダメだな」
「先生、血圧が…昇圧剤、効果ありません。心肺…」
「まじかよ。もういいや。このまま逝かせてやれよ」
漏れ、悲しくなったよ。声は聞こえてるんだけど、体は動かないんだ。
「先生、後でややこしいことになりますから、一応心臓マッサージだけは…」
「ああ、しょうがねぇな。めんどくせ。」
看護士が、心臓マッサージの準備しようとして、漏れのワイシャツの胸ポケットに入ってるパスケースを取り出した。
「家族に連絡しなくちゃなんねえだろうから、なんか、身元わかる物入ってるか?」

「せっ先生!大変です!こ、これが…」
パスケースを見せられた若い医者、まじでのけぞって驚いてた。
「うぉぉぉぉっ!こっこれは、我々国立大学の医者でも極めて持つことが難しく、文部科学事務次官以上のポストでないと
絶対に審査に通らないといわれてる、医師の羨望、まぼろしのカード、三井住友VISAカードじゃないか!」

それからが、大変だったよ。
看護士はすぐに教授と外科部長を呼びに行くし、深夜だというのに、
各科の教授クラスが全員召集されて、強力な医師団が結成されてね。
「いいか、絶対治療して差し上げろ。相手は、三井住友VISAカードのホルダー様だぞ。もしものことがあったら、
我が大学の名誉は丸潰れだ。絶対、何がなんでも治療しろ!なんならお前ら全員、臓器を提供しても、だ!」

そして… 今、こうして体験談を書けるようになった漏れがいるってわけだ。
ホントにどえらいカードだよ。 三井住友VISAカードってやつは。
ちなみに、入院生活中は、エビちゃん似で仕事ができる、きれいな看護士さんが、
24時間専属で世話してくれたことは、言うまでも無い。
ほんと、改めて三井住友VISAのステータスを実感したよ。


─ あなたの財布にも、伝説を。



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